官有地払い下げとは…

先日、長野県内のとあるお客様から、「隣の土地を買いたいが、「アカミチ」(いわゆる、昔の田畑の通路みたいなもの)が挟まっているので、どうしたものか…」とのご相談を頂きました。公図をとって地番を調べたところ「所有者:〇〇市 地目 公衆用道路」となっており、通路幅は1m未満で、あきらかに「アカミチ」であると判明しました。

このような土地は全国至る所にあり、実際に通路としてほとんど機能していなかったりします。そのような場合は、市役所や役場に「官有地払い下げ申請」を行います。確定測量をしたり、自治会長や隣地所有者の承諾書をもらうなど結構手間がかかります。売買代金は、昔通路だったからと言って廉価ではなく、固定資産税評価額相当での売買となります。期間は最初の相談から数えて半年ほどかかるのが通常です。

このような行政への申請業務は、我々宅建士の業務ではなく「行政書士」という申請の専門家に依頼するケースが多いのですが、いち個人が自己申請することも可能ではあります。私も以前、副業で行政書士事務所を開いていたことがあるので、その大変さはよくわかりますが、「餅は餅屋」ということで、今は不動産業に専念しています^^;

私はいち不動産屋さんではありますが、行政へのややこしい申請業務について、代行はできませんが、最低限のアドバイスや、行政書士、土地家屋調査士への橋渡しはできますので、もし売買に絡んだ行政がらみの話が出てきた場合は、ぜひ、私、可児までご相談ください。ワンストップで最善の解決策を、お客様と一緒に考えてまいります。