岐阜市役所で不動産の市民相談員もやっています。

現在は長野オフィスの責任者として奮闘していますが、週1回は岐阜市の本店にも顔を出しており、長野と岐阜の両方の業務を遂行しています。結構忙しいです^^;

実は、7年前より、岐阜市役所の市民相談室で、岐阜県の宅建協会から任命され、不動産の市民相談員を担当しています。持ち回りなので、担当は年に4~5回なのですが、市民の不動産にまつわる様々なお悩み事について、無料でお話を伺い、解決策を一緒に考えています。

今週の火曜日は僕の担当だったので、数名の来場者の対応をしました。中には係争になりかねない案件もあり、法律相談に近い内容でもあるのですが、街の不動産屋さんとして、ただ「トラブルは弁護士を入れて争えばよい」というドライな対応ではなく「ここは相手と妥協して、お互い我慢して「落としどころ」をつけたらどうですか?弁護士費用を出すよりも、安価で早く解決するでしょう。」など、我々が取引現場で採用している解決手法を、さりげなくご提案しています。もちろん、売買の相場や空き家問題、有効活用など、コンサル的な課題にも対応しています。

ちなみに、「おたくさん、不動産屋さんかね?丁寧に対応してくれるので、名前と会社名を教えてほしい。」と言われても、相談員は市から委託された中立的な立場なので、「それはできません。宅建協会に問い合わせるか、ネットで検索したり、近所で評判を調べて、ご自身で選んでください。」とお答えするようにしています。

市民相談員はほとんどボランティアに近いのですが、不動産業で培った経験を市民のために生かすという事は、個人的にはとてもやりがいを感じています。これからも、任命を受ければ、携わっていきたいと思います。