御開帳の回向柱は平日がおススメ!

こんにちは。大日不動産長野オフィスの可児です。昨日、仕事の合間をぬって、善光寺に行ってきました。チャリで10分くらいで行けるので、交通費もかからず有難いです。

年間のご開帳期間ということで、土日はもの凄い人だったようですが、コロナ禍の最中ですので、なるべく密は避けたいところ。公式サイトでも謳っていますが、平日は空いています。平日の昼か夜間であれば行列に並ばず、すぐに柱に触ることが出来ます。

「祝 善光寺御開帳」の看板が、その言葉通り「有難い」雰囲気を醸し出していますね!コロナ禍でも無事開催できたことは、長野市の経済界にとっても、善光寺の信者にとっても、本当に有難いことです。

出ました!! 前立本尊と「善の綱」でつながっている「回向柱(えこうばしら)」です。行列はなく、すぐに触ることができました。ルールとしては、必ずアルコール消毒を行い、片手で1面だけ触ることとなっています。(結構、両手で触る参拝者が多かったですけどね(笑))

この柱に書いてある梵字の意味は「空(キャ)、風(カ)、火(ラ)、水(バ)、地(ア)」

「キャカラバア」といい、宇宙を構成する5つの要素とのこと。確かに、生物が存在する前は、地球や宇宙はその5つだけでした。生物である我々人間の根源も、「空風火水地」にあるわけで、当たり前の存在でありながらも、改めてキャカラバアに生かされていることに感謝しなければならない、と思います。

僕は、生まれて初めて回向柱を触ってみましたが、触った瞬間は、ごく普通の木材を触っているようで、特に、何か体に衝撃が走るとか(笑)そういう感覚はありませんでした。今後ご利益があるかどうかは、触った事実よりもむしろ、前立本尊様との結縁(けちえん)をきっかけとした、「心の在り方」によるのかな、と思いますね。

もともと、阿弥陀如来は、「死後(来世)の安心」を叶えてくれる仏様なので、本来は、現世利益(商売繁盛など…)を期待する対象ではありません。しかし、良い来世を迎えられるだろうという安心感は、現世を明るく前向きに生きることにつながるので、その意味では、現世利益はあるのかな?なんて考えるようにしています(笑)