ナカジマ会館 ~長野駅構内の立ち喰い蕎麦~

長野に引っ越しして以来、評判と言われる複数の蕎麦屋をハシゴしました。(とは言え、まだ全体の数%ですが…)

蕎麦屋紹介のトップバッターとして、僕のような開業間もない社長には、涙が出るほど有難い蕎麦屋があります。

JR長野駅2階コンコース 善光寺口MIDORI近くにある、立ち喰い蕎麦屋。「信州ナカジマ会館」です。

元々、南千歳に事務所を借り始めたころ、「長野駅なら、絶対にうまい立ち喰い蕎麦屋があるはずだ!」と思い

構内を探してみたところ、何とも分かりやすい場所に、歴史のある蕎麦屋さんがありました。

昭和25年12月28日、戦後の国鉄時代、和風の旧駅舎のホームと待合室に、ナカジマ会館の蕎麦屋さんが出来たのですね。

他の店に入れ代わることなく、新駅舎でもずっと同じ屋号で営業しているということは、きっと、地元の人たちや観光客に長く愛されてきたんだろうと思い、何度も、頭が下がる思いになりました。

僕の大日不動産(長野オフィス)なんて、ナカシマ会館さんに比べりゃ、長野市では全く足元にも及ばない赤ん坊だ…」なんてしみじみ想い、深い敬意をいだきながら、ナカジマ会館での初めての蕎麦をすすりました。

僕は、いつも必ず、390円の「天ぷらそば」を注文します。ついでに120円の稲荷寿司もね(笑)この温かい蕎麦に、八幡屋礒五郎の七味唐辛子を大量にぶっかけ、5分ほどで一気に食べるのです。しかも、汁を一滴も残さずにね。

もっとも、高級系の蕎麦店と比べれば、ここの味は丁寧ではないのかもしれませんが、大衆立ち食いソバ店としての味のクオリティは、東京あたりによくある駅そばなんかと比べれば、ダントツに美味しい!そして、500円持って行ってお釣りがきて、しっかり満腹感が味わえるのだから、(しかも、長野名物の七味も存分に味わえるので)僕は毎回、ここので昼食に高い満足感を覚えるのです。しかも、国鉄長野駅(旧駅舎)からの歴史をかみしめながら… ちなみに何故、ナカジマ会館のロゴマークが「蟹」なのかが不明です。由来があるのでしょうが、我が可児家の家紋も、江戸時代から「蟹」のマークなので、とても親近感を覚えます^^